今月もdodaの求人倍率レポートが発表されました。
昨年末に引き続き来期以降の事業成長を見据えた採用を進める企業や、2021年度の新卒採用に慎重だったことによる人材不足を中途採用でカバーする動きがあり、求人数は増加しました。一方、転職希望者数は、例年と同様に4月入社を目指す動きから大幅に増加したため、求人倍率は下降しました。
引用:doda「転職求人倍率レポート(2021年1月)」より
多くの企業が2020年の採用を中断・中止したこともあり、人材不足が強まって年末にかけて求人が一時的増えた結果、求職者が集まって求人倍率が低下したようです。

年明けからの緊急事態宣言が再度発信されたこともあり、1〜3月はまた求人が減ってしまう可能性も高く、2021年上半期も十分に注意して転職活動を計画すべき状況が続くと思います。
Business Insiderの記事でも年明けから大型の早期退職募集が続いていることが伝えられましたが、大手企業に勤めるサラリーマンだとしても油断できないですね。
別記事でも解説していますが、例え業績が黒字であったとしてもアフターコロナの社会や消費者の変化を見据えて、構造改革のために早期退職募集というリストラを決める企業は増えはしても減ることはないと思います。
この動きはデジタルトランスフォーメーションによっても加速しますし、それを背景に人手不足となっているIT業界は今年も求人倍率が高止まりすると思います。

黒字リストラ、デジタルトランスフォーメーション、アフターコロナという社会の変化が働き方を変えてしまった今、サラリーマンが取るべきキャリアアップや収入アップの戦略も見直すタイミングになっていると思います。
「うちの会社はブランドもあるしいい客を捕まえているから大丈夫」と言える時代はもう戻ってきません。
会社の看板ではなく、自分というブランドで収入を得る働き方ができるかどうかが生き残る鍵になるのではないでしょうか。
市場価値の上げ方に興味のある方は次の記事もぜひ読んでみてください。
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